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レストラン・シカの細川修吾さんに訊く

シカ」のケーキやレストランは香川に住む人なら知っている人も多いはず。
シカは40年近くも地元に根を張って営業しているレストランそしてケーキ屋さんです。
今回はそのシカの経営者、細川修吾さんを訪ねてみました。
東京でのビジネスマン生活をへて高松へ帰郷。今の仕事で第2のスタートを切ることになった細川さん。物腰もやわらかく、とても紳士的な印象をもっています。kisaya51.jpg kisaya51.jpg shika03.jpg



 

 

 

 

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インタビュワー ー:
とてもおいしいランチをいただいてきました。ごちそうさまでした。そもそもシカさんは、どのような業態で始められたんですか?

株式会社シカ 細川修吾さん(以下、細川さん):
最初は、喫茶店からスタートしました。あとからパン、ケーキの製造が加わりました。それから30数年です。 

インタビュワー:
そうなんですか。それでまずケーキが並んでいて、その奥にレストランがくっついているわけですね。

 

細川さん:
shika06.jpg そうですね。でも、当時は珍しかったのではないかな、そもそもケーキ屋さん自体の数が少ない時代でしたからね。今ではケーキ屋さんの奥に座席があるのはよくあるスタイルになりましたけれども・・・
ただ同時に、今は誰でも簡単にと言ってもいいほどに競合になるケーキ屋さんが増えて、半ば飽和状態です。

インタビュワー:
なるほど・・・

細川さん:
今のように景気がわるくて、家計が冷え込むとまず削られるのが、ケーキのようないわゆる「嗜好品」です。ただケーキを作って売っているだけではダメだという意識は常にあります。それで“地元さぬきのお菓子”を発信しようと言うコンセプトで、「醤油パイ」という商品を開発したのです。なかなか爆発的とは行きませんがすこしづつに広がっている感触はありますよ。 

インタビュワー:
細川さんは、会社を引き継がれてからまだ5年ほどとお聞きしました。

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細川さん:
ええ。もともとは東京の証券会社に勤めていました。「人生の着地点」はかならず地元の国分寺にしようとは決めていたのですが、会社を継ぐことは全く考えていなかったんです。
帰ってきて、両親が元気なうちは東京、地元、それと海外に家を持って、それらを4ヶ月ごとに転々としながら・・・などと、悠々自適の生活を計画していました。ところが定年退職して戻ってきたころには、両親の具合はどちらも悪かった。前の三宅護久先生にもずいぶん説得されたりしてね・・・結局、社長を引き受けることになり今に至ったわけです。なれない分野で大変なこともありましたが、今は日夜スタッフとともに汗を流していますヨ。
それまでは証券会社で「景気(ケイキ)」のことばかり考えていたのに、ある日から「CAKE(ケーキ)」のことばかり考えることになってしまいました・・・(笑)

インタビュワー:
ナイスな駄洒落ありがとうございます(笑)。
最後に、細川さんの考える「これから」を聞かせて下さい。

細川さん:
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いや結局は、実直に良い物を作り続けることに尽きると思うんです。昔と違って、今のお客様はとても舌が肥えておられる。こと女性の「クチコミ力」はすごいですからね。よい評判もわるい評判もあっという間に広まります。やはりこういう時代だからこそ、よいものを丹念に作っていくという姿勢を忘れないようにやっていきたいです。

 

編集企画:スタジオとみっぺ 
平成20 年11月13日シカ本店にて

 

▼シカさんのしょうゆパイを食べるには???

・シカさんのお店(国分寺店、中央店)にいく。
・高松空港のお土産物屋さんにいく。
・レオマワールドのお土産物屋さんにいく。

 

▼シカさんの場所はこちら

(国分寺本店)
〒769-0104 高松市国分寺町新名7-1
(中央店)
〒761-8056 高松市上天神町773-6
URL http://www.shika.co.jp/

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