平成20年2月に高松市栗林町であたらしくRESTRANT川西亭をオープンした川西逸郎さん。独立開業にあたっての話をお聞きしました。
インタビュワー: とてもおいしいご飯をいただけて、ありがとうございました。よろしくお願いします。ところで、まず川西さんが独立開業されたきっかけをお聞かせください。
川西亭オーナーシェフ、川西逸郎さん(以下、川西さん): たとえば、大学に入った人が、全員教授にはなれないんですよ。あるいは、どこかの企業に入った人たち全員が社長になれるわけではありませんよね。私は、大きなホテルのシェフでお客様には喜んでもらえる料理を作っていた自負もあり腕にも自信がありましたが、いわば「会社組織の生き残りゲーム」では必ずしも一番ではありませんでした。
インタビュワー: そこから開業するに至るまで、いろいろと大変ではなかったですか?
川西さん: 開業するにあたっては、何がともあれ資金が必要です。私はその目処を付けようと、とある創業支援の役所の窓口に、話をしに行きました。 しかし、そこでは「事業計画書」などに関して、専門用語を使って質問を受けます。しかし意味が分からない。結局、「ここの部分はまた書き直してきます」と、持って帰るわけです。帰り宮脇書店に寄り、その道の本を読みあさる。そんな有様でした・・・ 2回目の「ダメ出し」を食らった帰りは、タウンワークなんかを読んだりして、開業をあきらめ、就職を考えようかとさえ考えたりしました(笑)。
インタビュワー: そんなとき、三宅事務所(現:くにむね事務所)さんに相談したわけですね。
川西さん: はい。そこからは、今まではなんだったのかと言うぐらいスムーズでした。一晩でブラッシュアップされた事業計画書等の書類をパソコンで作ってくれました。持って行く際も同行してもらい、私は横でじっとしているだけでしたね。
インタビュワー: そのように三宅事務所(現:くにむね事務所)に任せていただいたことは、川西さんの開業にとってメリットがありましたか?
川西さん: 私の独立開業は、私一人ではおそらく出来ませんでした。本業の料理には詳しくても、開業のための書類作成などは、全くの守備範囲外ですからね。そういった部分を、三宅事務所(現:くにむね事務所)さんにお任せできたことで、精神的に本当に楽にもなりましたし、なにより、店舗デザインや料理にかんすることなど、他の重要なところに自分の労力や時間を使うことができるようになった。時間はお金と同じことですよ。こういうとかく弱い部分をお任せしてしまうことで、浮いた時間をより有効に使えると言うことであれば、多少の出費を惜しむ理由はないと思いますね。
インタビュワー: そういう意味では、三宅事務所(現:くにむね事務所)が一般的な会計事務所の業務範囲を超えて開業を総合的にバックアップさせていただける点は、大きなアドバンテージですね。
川西さん: そうですね。ひとつの事務所さんにトータルで見ていただけることで、とにかくスピードが速かった。書類を窓口に持参したときも、融資の話がものの10分ほどでまとまり、明日すぐにまた来てください、という具合でした。速いことは安いことと同じですよ、本当に。
インタビュワー: なるほど。とても貴重なお話ができました。ありがとうございます。
川西さん: どういたしまして、こちらこそありがとうございました。
聞き手・文責:スタジオとみっぺ 平成20年4月8日川西亭にて
●川西亭で食事するには・・・ 【1】087-831-7527へ電話をする 昼は予約なしでもいけますが、夜は予約がいるそうです。 【2】川西亭へ向かう 徒歩または自転車で(または公共交通機関で) 駐車場はありません。お店の北側30Mのところに有料のパーキングがあります。 【3】お店にて・・・ メニューはコース料理一種類。川西さんか奥さんに「くにむね事務所の編集記事を見て」とおっしゃってみてください。
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川西亭: 住所:高松市栗林町2丁目4-16 電話番号:087-831-7527(要予約) 営業時間: LUNCH 11:30~14:00 DINNER 18:00~20:00 |